朝ごはんコース

旅の目的といえば、地元の料理や文化にふれたりお土産を購入したりと様々な楽しみ方があります。そして輪島朝市の新鮮な食材を使った朝ごはんを食べるというのも、朝早くから開催している朝市の楽しみ方のひとつです。 

輪島といえば、やっぱり魚料理。ここでは、朝ごはんと魚にスポットをあてて、輪島朝市で朝食を楽しむご提案をいたします。今、旬の魚はなんだろう?という方のために記事の下に旬の魚についてまとめているのでそちらも参考にしてください。 

輪島朝市で朝食を食べる時、具体的には2つの楽しみ方があります。ひとつは、朝市で購入した鮮魚を持ち込んで料理してくれるお店や、自分で料理できる場所で調理して食べること。もうひとつは名物や旬の食材を使った料理を提供してくれるお店で食べることです。

朝市で朝食の食材を探す

輪島朝市は全長350mあり、野菜や果物、お土産、工芸品、衣類など商品も様々。鮮魚を扱っている露店は特に「永井豪記念館」付近に多いので、そのあたりを目安に探してみてください。

またこのエリアでは輪島朝市の看板猫「たま」に会えるかもしれません。ちなみに鮮魚の露店の近くにいる「たま」ですが、魚を食べないので、鮮魚をあつかっているばあばたちからも人気があるんです。

このエリア以外にも、漁があると鮮魚を販売する露店があるので、探してみてください。

鮮魚を捌いてもらえる場所と人

「永井豪記念館」の隣に組合が運営している共同作業場があり、そこで鮮魚をさばいてもらえます。共同作業場を活用している組合員は、付近で露店を出している「奥野喜代子」「浜木妙子」「二木洋子」「梅本友子」「大工礼子」です。こちらの露店では、購入する魚をさばいてとお願いすることができます。3枚おろしにして、とか、家族の人数分に分けて、とか、半身だけでいいとか、細かいお願いもできますので、気軽に声をかけてみてくださいね。

その場で、造ってもらったお刺身を食べられるコーナーも用意されています。

購入した商品を自分で焼ける「漁火コーナー」 

輪島朝市には、購入した商品を自分で焼いて食べることができるスポットもありますので、是非ご活用ください。朝市通りの中央に、カセットコンロの貸し出しを行なっている「漁火コーナー」があります。干物が焼けるときの色や音の変化にもご注目。隣にある食堂「朝市横丁」や、他店で購入したビールやあら汁も味わいながら、バーベキュー気分で楽しめます。ただし「漁火コーナー」は「金・土・日・月、4月頭~11月末」で、有料の営業になりますので、ご注意ください。

【漁火コーナー】

営業日:4月~11月の金・土・日・月・祝
受付時間:8:30~12:00

【朝市横丁】

電話:0768-23-4535
営業時間:8:30~14:00
営業日:金土日月祝(詳細は店舗URL内のカレンダーで確認してください)

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持ち込んだ食材で料理を作ってもらおう 

「重蔵神社 産屋」向かいの広場奥の「朝市さかば」や、「永井豪記念館」の斜め向かいにある「のと×能登」では、朝市で購入した食材を(鮮魚は刺身や焼きなどもお好みで)調理して、その場で朝ごはんをいただくことができます。調理の価格は魚の大きさや調理方法でも異なるので、お店で聞いてみてください。一緒に、ごはんや、みそ汁も注文して、自分だけの朝定食にすることもできますよ。

【朝市さかば】 

電話:0768-22-1120
開店時間:7:30~15:00
定休日:第2・4水曜日

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【のと×能登】 

電話番号:070-2250-3751
開店時間:8:00~12:30
定休日:第2・第4水曜日、その他不定休あり

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輪島の食材をたっぷり楽しめるお店のご紹介 

上記でご紹介した「朝市横丁」「朝市さかば」「のと×能登」では、購入した商品の持ち込み以外にも、海鮮丼や定食、汁物などのメニューも用意されています。

【朝市さかば】海鮮丼、刺身定食、焼き魚定食など

【のと×能登】干物定食、海鮮漬け丼、ふぐの唐揚げ、ぜんざいなど

【朝市横丁】朝市定食、肉まんなど

また、食材を購入しなくても朝早くから営業している店もあります。永井豪記念館の並び、赤い看板が目印の「海幸」では、海鮮丼やふぐ、干物、地物の食材の定食など楽しめます。

【海幸】

海鮮丼、能登丼、ふぐ丼、握り寿司など

電話:0768-22-0058
開店時間:8:30~14:00
定休日:水曜日

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魚だけじゃない魅力的な輪島の食材 

輪島朝市で魚以外にも、海苔や海藻、そしてとれた手の山菜や野菜。輪島ならではの加工品、名産品など食材の宝庫です。そして露店ごとに受け継がれてきた製法や味付けが違うので、例えば「野菜の漬け物」「サバのぬかづけ」「蒸しあわび」など、同じ食品を食べ比べしてみるなども楽しみ方のひとつです。

朝ごはんのあとはデザートも 

朝市にはここでしか食べられないお菓子やデザートもございます。是非お食事後に楽しんでいただきたいものをご紹介いたします。 

カルパ(KALPA)のコーヒーとスイーツ

朝市通り内の日吉酒造の向かい側にカフェ「KALPA(カルパ)」があります。挽きたてのオリジナルブレンドの豆をハンドドリップしてコーヒーを提供しています。漆芸家や陶芸家が作った器で味わうことができます。
地元でとれる新鮮な食材や素材を用いたクレープやかき氷などのスイーツも人気です。テイクアウトも可能です。

【KALPA(カルパ)】 

電話:0768-22-0036
営業時間:8:30〜16:00
定休日:水曜日

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「饅頭処つかもと」のえがらまんじゅう

えがらまんじゅうといえば饅頭処つかもとが有名。できたてが食べられるのも朝市ならでは。「えがら」は「栗のイガ」に似ていることからなまったのが名前の由来。くちなしの黄色で染めたお餅でこし餡を包み、モチ米をまぶして蒸しあげたまんじゅうです。「重蔵神社 産屋」の斜め前に露店があり、露店の後ろにある店舗で作っているので、蒸したてのえがらまんじゅうが楽しめます。

【饅頭処つかもと】 

電話:0768-22-0672
営業時間:8:00~売り切れ次第終了定休日:不定休(輪島朝市に準ずる)

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「アンデルセン」のアップルパイとシュークリーム 

輪島にある洋菓子店「アンデルセン」の露店が朝市に出ています。露店では、地元のお客さんにも人気のアップルパイやシュークリーム、季節のフルーツを使ったスイーツなどが販売されています。1個だけのご購入でも大丈夫ですよ。

【アンデルセン】 

露店の場所:重蔵神社の向かい側にある通り

「フルカワ」の塩辛パン・豆ぱん

輪島で30年以上つづく人気のパン屋、ニューフルカワ。朝市に露店を出す時期もありますが、普段は、朝市の終わる時間帯に振り売りをしています。イカの塩辛ぱんは観光客に人気、豆ぱんは朝市のばあばたちもおすすめの一品です。

【ニューフルカワ】

露店の場所:重蔵神社産屋の向かい側にある通り
振り売りの営業日:月曜
営業時間:11:30~12:00

食べ歩きはトンビに注意

輪島朝市にはトンビがいて、食べ歩きしている方の手元を狙ってくることもしばしばあります。食べ歩きや購入した商品の管理には十分にご注意ください。

当日食べられない生ものや一夜干しなどは宅配便で送るのがルール

当日ご自宅に戻らずに、翌日以降に帰宅される場合には、鮮魚や干物は、宅配便で送るのが朝市のルールとなっております。旅の途中で、魚がいたんでしまうことを避けるためですので、ご理解いただきますようお願いいたします。

魚の旬について

朝市でよく販売されている鮮魚・魚介について旬の季節をまとめてみましたのでご参考にしてください。 

春(3月〜5月) 

サヨリ/イサキ/ハタハタ/タコ/メバル/ハマチ/アラ/ノドグロ/タイ/フグ/カレイ/アジ/サバ/カワハギ/甘エビ

夏(6月〜8月) 

ヒラメ/カレイ/カマス/甘鯛/ヒラマサ/メバル/ハマチ/イカ/サザエ/アワビ/縞エビ/ノドグロ/タイ/フグ/カレイ/アジ/サバ/カワハギ/甘エビ

秋(9月〜11月) 

カマス/ヒラメ/カレイ/タラ/アオリイカ/ズワイガニ/香箱カニ/ノドグロ/タイ/フグ/カレイ/アジ/サバ/カワハギ/甘エビ

冬(12月〜2月) 

ブリ/タラ/イワシ/ハタハタ/イカ/ズワイガニ/ガスエビ/ノドグロ/タイ/フグ/カレイ/アジ/サバ/カワハギ/甘エビ

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